2016年1月1日 年頭所感

あけましておめでとうございます。

昨年11月に起きたパリ同時多発テロ事件は、スポーツイベント業界、コンサート業界に大きな衝撃を与えました。これまで、スタジアムやコンサート会場では、エキサイトした観客によるケンカや暴動などの騒ぎはあったものの、国際的なテロ組織の標的になり、観客が死亡するといった出来事は、ほとんど前例がなかったからです。

もちろん、考えてみれば、イベント会場には、たくさんの人が集まり、社会的にも注目を集めているわけですから、格好のテロの標的になりえます。しかし、今までは、スポーツとは、オリンピックに象徴されるように、平和意識の中で人間の心と身体を健やかに育て、善意によって秩序が守られ、保護されるべき神聖な場所である、という概念が、世界中の人々の中にあったため、惨事を免れていたのだと思います。

しかし、今回のテロを発端として、これから先の未来、イベント会場は、無慈悲なテロの標的になりやすいということは、まず念頭に置くべき重要事項になるでしょうし、もちろん日本もその例外ではないということも、我々は強く意識をして、仕事をしてゆくべきであると考えております。

昨年12月に、新国立競技場のデザイン案がようやく決まり、今年の冬に着工予定ということですが、今後、運営計画を作ってゆくにあたり、どのようにテロ対策を行なうべきかが、大きなテーマになってくることと思います。もちろん、国立競技場だけではなく、ありとあらゆるスポーツやイベント会場にとって、どのように安全を確保するべきか、ということは永遠のテーマになってくるのだと思います。

我々も、イベント会場の警備を行なっている会社として、どのように社会のお役に立ち、安全・安心なイベントを実施することができるのか、真剣に考え、業務を改善し、新たなチャレンジをしてゆこうと考えております。
2016年1月1日
株式会社シミズオクト
代表取締役社長 清水 太郎