横手 静香

千葉スタジオ 生産部 生産精算課 / 2017年4月1日入社

  • 製作

    イベントで使われる立体造形や機構装置などを工場でつくり上げる仕事。

  • 生産部とは?

    コンサートやイベントの演出に欠かせない大道具や小道具、立体物、装飾物などを製作している。

Q : 入社の決め手は?

ひとつの舞台をみんなで
つくり上げる夢のために。

舞台装飾に興味を持ったのは、劇団四季の作品を観たことがきっかけでした。お城のセットに奥行きがあって、物語の世界へ一気に惹き込まれていったんですよね。私もこんな魅力的な装飾物をつくりたいと思い、美大では彫刻を専攻。就活中は立体物をつくる技術が発揮できる会社を探していました。
シミズオクトへの入社を決めたのは、製作から施工まで一貫して行っていたから。ひとつの舞台をみんなでつくり上げたかったんですよね。

Q : 仕事のモットーやこだわりは?

自分だけの
武器を見つける。

私がまだ入社2年目のとき、社内講習会の講師を任されることになったんです。当時、シリコン型から製作して造形物をつくる技術は私しか持っていなくて。上司から会社に広めてほしいと頼まれたんですね。型の作り方を資料にまとめ、大勢の人の前で説明するのは緊張しましたが、まだ若手だった私の技術を認めてもらえたことが誇らしくもありました。
自分にしかできないという強みは自信につながります。だからこそ、「私がいちばん上手い!」と常に言い聞かせるようにしているんですよ。

Q : どんなときに成長を感じる?

一歩先を考えて
現場をスムーズに。

最近は現場のまとめ役を任せてもらえることもあるため、仕事がスムーズに進んだときは成長したな、と感じますね。舞台装飾は多くの人が関わるものなので、スケジュール管理も細やかに「今日はここまでやろう」と1日ごとの目標をみんなに共有したり。協力会社へ製作を依頼するときも、見やすくて伝わりやすい指示書を作成するようにしたりしています。
常に、相手やまわりのことをよく見て、一歩先を考えて行動する。効率よく仕事を進めるための近道ですね。

Q : 今後の夢や目標は?

社内に働くママを増やしたい。

私には娘がいますが、千葉スタジオの生産部には働くママは自分しかいないんですよね。舞台装飾をつくる仕事と子育ての両立が大変と考える人がいるからかもしれませんが、シミズオクトなら大丈夫!と言えるように、私が働くママの見本になりたい。
私自身、周りのみんなに助けられながらも、今こうして子育てしながら働いています。同僚も「あとはやっておくからお迎えに行っていいよ」「手伝えることがあったら言ってください」と声をかけてくれるんですよね。ほんとうに感謝しかないです。たまに子どもを職場に連れて行くんですけど、「大きくなったね」と言って、親戚みたいな感じなんですよ(笑)。
会社には、支えてくれる人がいっぱいいます。そして私自身の経験を通してアドバイスできることもあるので、仕事と子育てを両立できる環境をつくっていきたいです。

ある1日のスケジュール

出社

今日の作業内容の指示とメールの確認

打ち合わせ

営業部やデザイン部と製作物のすり合わせ

発注・資料作成

材料の発注と営業に渡す見積り書の作成

ミーティング

作業の進捗報告や残業の有無・明日の予定の確認

スケジュール調整

場所や製作日程など今後の段取りを調整

図面作成

協力会社に渡す図面をブラッシュアップ

退社

Q : ウラカタの裏話を教えて。

こだわりのクリスタルが
大切な思い出に。

松任谷由実さんの45周年コンサートで使う舞台装飾として、クリスタルをつくったことがあります。納得のいく仕上がりだったことはもちろん、後日、思いがけない知らせが届きました。ご本人が気に入ってくださり、CDジャケットの写真に使っていただいただけでなく、ご自宅にも飾ってくださったそうなんです!自分がつくった装飾物をこんなに大切にしてもらえたことがほんとうにうれしくて、一生忘れられない思い出になりましたね。

Q : どんな後輩と仕事したい?

ものづくりと同じくらい
仲間にも向き合える人。

この仕事は、どれだけがんばってもひとりじゃつくり上げられないんですね。いろんな部署や協力会社の方の連携があって舞台装飾は完成します。だからこそ、明るくて、積極的にコミュニケーションが取れる人と一緒に仕事をしたいですね。あとは、仕事で根詰めすぎるのもよくないので、自分なりの息抜き方法でオンオフのバランスが取れる人だと良いと思います。

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