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Next Decade
そしてその先へ

10年ひと昔、とはよく言ったもので、時代というものは、不思議と10年ごとに一区切りがつき、またその次の10年で新しく前に進んでゆくものです。2010年代は、なんといっても東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をゴールとして、各スポーツ競技団体が選手強化を行い、数多くの国際大会が日本で実施され、また、選手だけではなく一般人の間でも、スポーツ観戦が人気を高め、マラソンに代表される市民スポーツも盛り上がりをみせました。またエンタテインメントの世界でも、収益の基幹がCD販売からライブツアーに代わり、スポーツ会場を多目的に使用することで、数万人規模のスタジアム・ライブが一般化しました。

それではこの先の10年間はどのような時代になってゆくのでしょうか。2020年初頭から、新型コロナウイルス感染症は世界中の社会・経済活動に影響を与えました。特に旅行・飲食・イベントは打撃の大きかった三大業種と言われており、シミズオクトグループも例外ではなく、非常に苦しい時期を過ごしました。そして、感染予防のための「新しい生活様式」は、経済に打撃を与える一方で、時代の流れを加速させたとも言われています。リモートワークが一般化し、ライブもオンラインで楽しむなど、以前から技術的には実現可能だったことが、一気に我々の生活の中に浸透しました。

とはいえ、アスリートの超人的身体能力がぶつかり合うスポーツ観戦を楽しむ、アーティストの歌や演奏が空気を震わせ身体にしみ込んでゆく感覚を楽しむ、ということは、古来から変わらず行われてきた、人間が人間らしく生きるために欠かすことのできない大切な文化活動です。オンラインライブは今後も技術革新が進んでゆくことは間違いありませんが、リアルライブの100%代替にはならず、今後はリアルとオンラインのハイブリッド化が進んでゆくものと思われます。

これからの10年間で、日本国内に限っても、数多くのイベント施設が各地にオープンいたします。東京2020で作られた新国立競技場や有明アリーナといった施設の活用も含め、これまでの実績、そしてこれからの未来を見つめ、イベントのあるべき姿を形にしてゆくために、成長と変化を続けてゆきたいと考えています。

株式会社シミズオクト 代表取締役社長 清水 太郎の写真
株式会社シミズオクト
代表取締役社長
清水 太郎
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